白骨温泉
長野県の白骨温泉(しらほねおんせん)は、長野県松本市安曇にある温泉です。飛騨山脈の乗鞍岳・十石岳・霞沢岳の麓、湯川と湯沢が合流する場所に位置する温泉地で、県道白骨温泉線の終点近くにある観光案内所周辺が、長野県の白骨温泉の中心部となっています。そこに、現在は9軒の宿泊施設と1軒の共同野天風呂、そして食事処や土産物屋が数軒存在しています。更に1kmほど南へ向かうと、3軒の宿泊施設があります。
長野県の白骨温泉の開湯は定かではありませんが、元禄年間に、信濃の斉藤左衛門によって開湯したと言われています。この一度聞いたら忘れられない「白骨温泉」の名の由来ですが、これは温泉成分の石灰質が、湯船の中にある木の枝を白くさせるため、人骨のように見えたから。または、沈殿・凝固し、浴槽の底に紋様を描いた様子が人骨に見えたことから…といわれています。古くは、「白船温泉」とも呼ばれていたそうですね。長野県の白骨温泉の「白骨温泉の噴湯丘と球状石灰石」は、1922年に国の天然記念物に指定され、1952年には特別天然記念物に指定されました。また、1974年には、国民保養温泉地に指定されています。
長野県の白骨温泉の泉質は、単純硫化水素泉、含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉となっています。効能には、胃腸病・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・打ち身・痔疾・冷え性・疲労回復・高血圧・動脈硬化症・切り傷・慢性皮膚病・慢性婦人病・糖尿病など多くが挙げられています。特に後者の泉質は、「白骨の湯に三日入ると三年は風邪をひかない」と古くから言われるほど、高い効能が期待できます。源泉は13ヶ所。源泉から湧出したばかりのお湯は透明なのですが、時間が経つと徐々に白く濁っていきます。これは、温泉成分の硫化水素が炭酸カルシウムに変化するためで、そのため、浴槽の淵には白い炭酸カルシウムの固形物が付着しています。泉温は31度〜49度。飲泉も可能で、飲めば胃腸に効能があるといわれています。
長野県の白骨温泉の周辺には、先ほども挙げた、太古の時代からの温泉噴出跡で、特別天然記念物に指定されている噴湯丘や、1年を通じて様々なレジャーを楽しめる乗鞍高原、白骨温泉の名称を誕生させた中里介山の功績を讃えて建立された中里介山の文学碑、白骨温泉を愛した若山牧水夫婦の絆が記されている「若山牧水・喜志子の歌碑」などがあります。